心を整える書の世界と
わたしが書き続ける理由。
創作活動の拠点は、思考の山。
幼い頃から頭の中は常に忙しく、言葉が散らばっていました。
自分をさらけ出して会話する事が苦手でしたが
紙の上には自然と書くことができました。
どの言葉を使えばこの気持ちを表現できるか考えたり
しっくりくる言葉が見つからない時は文字に固執せず、墨の濃淡やにじみ、かたち
そして顔彩を使った色味をプラスすることで表現することの心地さを覚えました。
崇めるような敷居の高い書道ではなく、インテリアとしてフレーム内に表現された何かが、誰かの心の拠り所や励みとなれば——
そんな願いを込めて、制作活動を続けています。