今に至るまで

書道が大好きです。
書道と同じくらい
ホームインテリアやアートが大好きです。

子育てをするようになってから
子供が大好きになりました。
そんなごく普通の主婦です。
自慢できる学歴や経歴はありません。
「好き」の気持ちが
今の私の全てを繋いでいます。

ある日娘の友達が遊びに来てくれて
遊び感覚で筆を持たせてみた日。
まだ幼い子供たちが筆を握りしめ
思うがままに描いた線を見て感動。
それはもう、純粋で無垢で
お家に飾りたくなるようなアートでした。

出来上がった作品を見た時の
ママ達の喜ぶ顔が見たくて
インテリア書道教室を開講しました。

チビッコだった子供たちは
学校でお習字の授業が始まる年齢になり
「きれいな字を書けるようになってほしい」
という要望を頂き
「インテリア書道」兼「お習字」も教えたい！
娘にも娘のお友達にも、
私と同じように書の深さを知ってほしい！

しかし例え書道歴が長くとも
自分が指導者になるということは
不安でしかなかった。

そんな中、今は亡き　舘 鈴峰先生に
「さやかちゃん、やるならはやくはじめなさい。
大丈夫、みんな最初はそうだから」
と、さらっと温かい言葉を頂きました。

いつまでも自分に自信がつかず
決断ができないまま、
突然先生は逝ってしまいました。

行き場を失い実力もまだまだの私を拾ってくれた
伊藤緑香先生。
いつも優しく明るく寄り添って頂き
先生から学ぶことは今もこれからも尽きません。

後に講師の免状を取得し、
緑香先生の名前の一字“緑”をとった
「緑華」と雅号を頂きました。

教室拡大のため、
レンタルスペースを借りて心機一転。
わずか５人から始めた生徒さんは
今では５クラスに至りました。

現在お習字教室と合わせて
インテリア書道ワークショップも
定期開催しています。

●こども達に書道をいかに好きになってもらうか
模索し続けること
●古典の臨書や展覧会の出品で書を学び続けること
●ホームインテリアとなる作品制作で
見る人の心を動かすこと

書を通じて多くの人と出会えることが私の糧となり
一生のお仕事として
努力していきたいと思っております。

失敗や反省も多々ありますが
こんな自分を温かい心で見守ってくださる親御さん。
師匠と八千代会の大先輩方。
そしてかわいい子供たち。
自分の書を見て頂ける全ての方に
感謝致します。

ryokka